KUSANAGIを無料でインストールしてWordPressの設定もしてみよう

このサイトでは仮想化ソフトウェアのVirtualBoxとその設定ツールVagrantを用いて自分の開発環境に無料でKUSANAGIのWordPressをインストール/設定する方法についてご紹介します。

kusanagi 無料 インストール WordPress 設定

KUSANAGIを無料でインストールしてWordPressの設定する方法は下記の通りになります。このページに紹介してあることをやれば上手く設定出来ますので頑張ってインストールしてください!

※このページの内容は自分のローカル開発環境での構築を想定しています。これからKUSANAGIを初めてみたい方や、初心者でも構築してみたい方向けに記事を作成しています。

【KUSANAGIをインストールしWordPressを設定するまで】

  1. 準備するもの
  2. KUSANAGIをインストールして設定する場所を準備する
  3. KUSANAGIをインストールするためにコマンドで操作していきましょう。
  4. KUSANAGIをインストールするためにVagrantfileを編集しましょう。
  5. Vagrantを起動しましょう。
  6. KUSANAGIをインストールするために初期設定を行います。
  7. KUSANAGI初期設定・使用言語の設定
  8. KUSANAGI・パスワードなど設定
  9. KUSANAGIのプロビジョニング(配置)
  10. WordPressを開いて設定を完了させましょう。
  11. インストールしたWordPressを編集してみましょう

① 準備するもの

  1. VirtualBox
  2. Vagrant

それぞれ公式サイトからダウンロードして、インストールをしてください。

② KUSANAGIをインストールして設定する場所を準備する

KUSANAGIをインストールして設定する場所を準備しましょう。例えばデスクトップなどで新しいフォルダを作成するなどしましょう。(なるべくアルファベットでフォルダの名前を付けてください)

③ KUSANAGIをインストールするためにコマンドで操作していきましょう。

macならターミナル、windowsならコマンドプロンプトを開きましょう。開いたら

cd 作成したフォルダ名

を入力して先ほど準備したディレクトリに移動してください。移動したら次にVagrantfileを作成するため下記のコマンドを入力します。

vagrant init primestrategy/kusanagi

コマンドを実行した後で作成したフォルダの中身を確認するとVagrantfileが存在しているのを確認できるはずです。

④ KUSANAGIをインストールするためにVagrantfileを編集しましょう。

KUSANAGIをインストールするためにVagrantfileを編集しましょう。お使いのエディターで先ほど作成されたVagrantfileを開き公式サイトにも記載しているように編集しましょう。

config.vm.network “private_network”, ip: “192.168.33.10”
config.vm.provider “virtualbox” do |vb|
vb.customize [“modifyvm”, :id, “–memory”, “1024”]
end

⑤ Vagrantを起動しssh接続します。

下記のコマンドを入力し、Vagrantを起動しましょう。

vagrant up

Vagrantが起動できたら次にssh接続します。下記のどちらかを入力してくださ。

vagrant ssh

※上記のssh接続の場合パスワードが求められます。何も設定していなければ

vagrant

と入力すればssh接続できるはずです。ssh接続できたらroot権限のユーザーに切り替えてください。この辺までは公式サイトにも手順が記載しています。

KUSANAGIをインストールするために初期設定を行います。

設定を進める前にKUSANAGIの開発環境をアップデートしましょう。この辺の操作も公式サイトに記述があります。アップデートが完了したら

reboot

のコマンドを入力し仮想環境の再起動を行います。サイドssh接続を行い

kusanagi init –tz tokyo

を入力しサーバータイムゾーンの設定を行います

KUSANAGI初期設定・使用言語の設定

KUSANAGI初期設定で使用言語の設定をします。下記コマンドを入力し設定します。

kusanagi init –lang ja

※基本的に日本語の設定で大丈夫です。

KUSANAGI・パスワードなど設定

「Changing password for user kusanagi.」

と表示されたらKUSANAGIユーザーのパスワードを設定しましょう。任意のパスワードを設定してください。


「Generating public/private rsa key pair.」

とssh鍵の認証の設定をします。


次にwebサーバーの選択画面に切り替わります。こちらも任意のもので構いません。


次にプログラミング言語の選択です。任意のもので構いませんが、phpの最新のバージョンを選びましょう。


Rubyについてもインストールするか聞かれるので、インストールを進めておきましょう。


データベースの選択画面に進みます。筆者はMariaDBを選びました。データベースの選択が終わるとデータベースユーザーのパスワードの設定画面に進みます。こちらも任意のパスワードを設定してください。

KUSANAGIのプロビジョニング(配置)

いよいよKUSANAGIのプロビジョニングです。この作業をすることで設定ファイル、データベースなどがプロビジョニング(配置)されます。下記のコマンドを実行しましょう

kusanagi provision 任意のディレクトリ名

任意のディレクトリのなかにwordpressのファイルが入ります。上記実行後

「Choose the installation language of WordPress.」

とWordPressのインストール時の言語について聞かれるので日本語を選択しましょう。


「Enter hostname(fqdn) for your website. ex) kusanagi.tokyo」

と聞かれます。これはサイトのURLになります。今回はローカル開発環境で動かすことを想定してますので192.168.33.10と入力してみてください。


「In order to use Let’s Encrypt services, you must agree to Let’s Encrypt’s Term of Services.」

とLet’s Encryptの設定について聞かれます。設定しない場合は2回エンターキーを押して次の画面に進みましょう。


「Enter the name of your database.」

とデータベースの名前を何にするか聞かれます。任意の名前に設定して下さい。


「Enter user name for database ****」

とデータベースのユーザー名を入力する画面に切り替わるので、任意のユーザー名に設定して下さい


「Enter password for database user ****. USE [a-zA-Z0-9.!#%+_-] 8 characters minimum.」

と先ほど設定したデータベースユーザーのパスワードについて聞かれるので任意のパスワードを設定します。

WordPressを開いて設定を完了させましょう。

先ほど設定したhttp://192.168.33.10/のURLをブラウザで開いてみて下さい。そうするとWordPressの設定画面が確認できると思います。

インストールしたWordPressを編集してみましょう

KUSANAGIの環境にssh接続しroot権限ユーザーに切り替えておいて下さい。そのあとで

cd /home/kusanagi

で移動し、

kusanagi provision 任意のディレクトリ名
のコマンドで指定していた任意のディレクトリが確認できるはずなのでそこにコマンドから移動して下さい。移動するとDocumentRootというディレクトリがあると思います。そちらに移動してみて下さい。そうするとWordPressのファイルが確認できるはずです


mv wp-config-sample.php wp-config.php

上記コマンドでファイル名を変更し、KUSANAGIのインストール時に設定していたデータベース名、データベースパスワードなど必要な情報を入力し再度http://192.168.33.10/のURLを開いてみるとWordPressのTOPページに遷移できると思います。

以上で、KUSANAGI環境でWordPressのインストールと設定についての説明を終わります。

コメントの入力は終了しました。