Windows 10のローカル環境でnginx php MySQLの構築をしてみよう

このサイトではWindows 10のローカル環境でnginx php MySQLを使ってwebサーバーの構築の仕方を紹介したいと思います。

Windows10 ローカル環境 nginx php MySQL 構築

Windows 10のローカル環境でnginx php MySQLの構築する方法は下記の通りになります。このページに紹介してあることをやれば上手く設定出来ますので頑張って構築してください!

※このページの内容は自分のローカル開発環境での構築を想定しています。これからnginxを初めてみたい方webサーバーを構築してみたい方など、初心者でも構築してみたい方向けに記事を作成しています。

【Windows 10のローカル環境でnginx php MySQLの構築するまで】

  1. 準備するもの
  2. Windows 10のローカル環境で使うnginxを準備しよう
  3. Windows 10のローカル環境で使うphpを準備しよう
  4. Windows 10のローカル環境で使うphpの設定をしよう
  5. Windows 10のローカル環境でphpを使うためnginxを設定しよう
  6. Windows 10のローカル環境で使うphpを起動しよう
  7. Windows 10のローカル環境で使うMySQLを準備しよう

① 準備するもの

  1. Windows 10のpc

② Windows 10のローカル環境で使うnginxを準備しよう

Windows 10のローカル環境で使うnginxを公式サイトからダウンロードをしましょう。zipファイルを回答するとnginx.exeファイルが入っているのを確認できると思います。そのexeファイルを実行するとすぐにnginxが起動しますので今回はインストールと行った作業は行いません。

ダウンロード完了したらデスクトップなどに「server」(※任意のフォルダ名で構いません。)というフォルダを新規で作りましょう。そしたら先ほど解凍したnginxのフォルダーごと「server」ディレクトリ直下に置いてください。これでnginxの準備は以上です。nginxを起動してみましょう。下記コマンドで実行しhttp://localhostにアクセスしてみて下さい。「Welcome to nginx!」の文字が表示されれば成功です。

nginx.exe

③ Windows 10のローカル環境で使うphpを準備しよう

phpの公式サイトからphpをダウンロードしましょう。phpも先ほどのnginxと同じように「server」というディレクトリの直下に解凍したフォルダを置いてください。フォルダ名はわかりやすく「php」としておきましょう。

④ Windows 10のローカル環境で使うphpの設定をしよう

先ほどの「php」フォルダの中に「php.ini-development」というファイルが確認できると思います。そのファイル名を「php.ini」に変更しましょう。また、そのファイルのなかに下記のような記述が確認できると思います。

; http://php.net/date.timezone

上記の記述の下に

date.timezone = “Asia/Tokyo”

と追記して下さい。また

; extension=php_mbstring.dll
; extension=php_mysqli.dll

と「;」と先頭についてると思いますが、これはコメントアウトを外しphp.iniからDLLの日本語表記が使える「php_mbstring.dll」、MySQLが使える「php_mysqli.dll」の拡張モジュールを使用できるようにしておきましょう。

⑤ Windows 10のローカル環境でphpを使うためnginxを設定しよう

nginxの「conf」ディレクトリのnginx.confファイルを下記のように編集してください

    server {
        listen       80;
        server_name  localhost;

        #charset koi8-r;
        #access_log  logs/host.access.log  main;

        location / {
            root   html;
            index  index.html index.htm;
        }

        location ~ \.php$ {
            root           html;
            fastcgi_pass   127.0.0.1:9123;
            fastcgi_index  index.php;
            fastcgi_param  SCRIPT_FILENAME $document_root$fastcgi_script_name;
            include        fastcgi_params;
        }
    }

⑥ Windows 10のローカル環境で使うphpを起動しよう

「server」ディレクトリの「php」に移動し下記のコマンドを実行しましょう

start php-cgi.exe -b 127.0.0.1:9123 -c php.ini

nginxも再起動しましょう。

nginx -s reload

これでphpが使えるはずです。

任意のphpファイルを作成し、http://localhost/(作成したphpファイル名).phpにアクセスしてみて下さい。動作を確認できるはずです

⑦ Windows 10のローカル環境で使うMySQLを準備しよう

公式サイトからMySQLをダウンロードしましょう。nginx、php同様インストールをすることなく「server」ディレクトリ直下に「mysql」というフォルダを置いて解凍したフォルダの中身を移動しておきましょう。作成した「mysql」ディレクトリの直下に「logs」と「data」と「temp」ディレクトリを作成しましょう。「my.ini」のファイルも作成し下記を記述しましょう。

[mysqld]

# dirs
basedir="serverディレクトリが置いてある場所/sever/mysql"
datadir="serverディレクトリが置いてある場所/sever/mysql/data"
tmpdir = "serverディレクトリが置いてある場所/sever/mysql/temp"

# logging
log_output=TABLE,FILE
log_error_verbosity=3
log_error="serverディレクトリが置いてある場所/sever/mysql/logs/mysqld_error.log"
general_log=1
general_log_file="serverディレクトリが置いてある場所/sever/mysql/logs/general_query_all.log"
log-slow-admin-statements=1
log-queries-not-using-indexes=1
slow_query_log=1
long_query_time=1
slow_query_log_file="serverディレクトリが置いてある場所/sever/mysql/logs/slow_query.log"
log_syslog=0
log_timestamps=SYSTEM

character-set-server=utf8
default-time-zone="+9:00"

※serverディレクトリが置いてある場所がわからない時はpwdのコマンドを実行したりして場所を確認しておきましょう

MySQLを使うにあたり一度初期化しましょう。「mysql」ディレクトリの「bin」ディレクトリに移動し下記のコマンドを実行しましょう。

mysqld –initialize-insecure –user=mysql

初期化が終わったらMySQLを起動しましょう

mysqld –defaults-file=”serverディレクトリが置いてある場所/sever/mysql/my.ini” –console

以上で、Windows 10のローカル環境でnginx php MySQLの構築の仕方についての説明を終わります。

もしもnginxが停止できない場合は、ポートが使われていないか確認したり下記のコマンドを実行すると解決できると思います

taskkill /f /im nginx.exe